高精度かつ複雑形状の加工に対応する5軸マシニングセンターを導入しています。この設備は、X・Y・Zの直線移動に加え、2つの回転軸を組み合わせた同時5軸制御が可能で、ワンチャッキングでの多面加工や曲面加工にも対応します。

これにより、工程集約による加工時間の短縮と精度向上を実現し、従来は複数工程で対応していた部品も一括加工が可能となりました。複雑形状部品や高付加価値部品の加工にも対応しております。

マシニングセンター（machining center）は、回転工具を使用してフライス削りや中ぐり、穴あけ、ねじ立てといった切削加工を、1台で行える工作機械です。マシニングセンターを使ってワークを目的の形状に仕上げる加工は「マシニング加工」と呼ばれます。

CNC旋盤は、コンピューターによって制御される高精度な旋盤加工機です。素材を回転させながら刃物を動かし、外径や内径の削り出し、ねじ切りなどを自動で行います。複雑な形状や高精度な寸法加工が可能で、量産にも適しています。

ワイヤー放電加工機は、細いワイヤーに電流を流し、火花放電によって金属を高精度に切断する加工機です。金属に直接触れずに加工するため、歪みやバリが少なく、仕上がりが美しいのが特長です。

硬度の高い材料や複雑な形状の部品加工にも対応でき、金型や精密機械部品の製作に広く利用されています。高精度・高品質な加工が求められる場面で力を発揮します。

CAD/CAMは、製品設計から加工までをデジタルで一貫して行うシステムです。CAD（Computer-Aided Design）は設計図面や3Dモデルの作成を行い、CAM（Computer-Aided Manufacturing）はそのデータをもとに加工機械の動きを自動で制御します。

設計と製造の連携がスムーズになり、精度の高い加工や短納期対応が可能です。試作から量産まで、効率的なモノづくりを支える重要な技術です。

三次元測定機は、完成した金属部品や加工品の寸法・形状・位置関係を高精度に測定できる計測装置です。

先端に丸いプローブを持つアームを用いて、対象物の各ポイントに接触し、3Dデータとして読み取ります。歪みや加工精度の検証、図面との照合に活用され、品質管理や製品検査の工程で重要な役割を果たします。複雑形状にも対応可能です。

画像寸法測定機を導入し、製品の寸法検査の高精度化と効率化を実現しています。作業者の熟練度に関わらず誰でも簡単に操作できる設計となっており、図面登録による自動判定や測定データの自動保存にも対応。照明条件や配置のばらつきにも強く、安定した繰り返し精度を実現しています。

この装置の導入により、信頼性の高い品質管理体制とトレーサビリティの確保を支え、不良品の早期発見・再発防止にも貢献しています。

レーザーマーカーは、レーザー光を使って金属や樹脂などの表面に文字やロゴ、シリアル番号などを高速・高精度で刻印する装置です。

非接触で加工するため、対象物にダメージを与えず、摩耗や変色の少ない美しいマーキングが可能です。耐久性が高く、製品のトレーサビリティやブランド表示に最適です。

高精度かつ高速で金属材料を切断できる切断機です。帯状の鋸刃（バンドソー）を連続的に動かして切断するため、厚みのある鋼材や異形材も安定して加工できます。自動送り機能や多彩な切断角度設定にも対応しており、効率的な作業が可能です。建築や鉄骨加工などの現場でも多くの実績を持つ信頼性の高い切断機です。